スマートフォンの写真を見返してみると、いつの間にか増えている、うちの子の写真。
かわいく撮れた顔。
こちらを見つめている顔。
お気に入りのおもちゃと一緒の一枚。
「また同じような写真を撮ってしまった」
そう思いながら、それでもついカメラを向けてしまう。
ペットと暮らしていると、そんなことがありませんか。
けれど、写真として残しておきたいのは、きれいに撮れた一枚だけではないのかもしれません。
顔の写真だけでなく、「いつもの姿」も
写真を撮ろうとすると、つい名前を呼んで、こちらを向いてもらいたくなります。
もちろん、正面から見たかわいい顔も大切な一枚です。
でも、ときにはカメラを意識していない姿も残してみませんか。
いつもの場所で眠っている姿。
窓の外をじっと眺めている後ろ姿。
ごはんを待っているときの顔。
お気に入りの毛布にくるまっている姿。
散歩の途中で、いつも立ち止まる場所。
家族にとっては見慣れた光景でも、その一つひとつに「その子らしさ」があります。
特別なことをしていない、ごく普通の日。
そんな時間も、写真に残しておきたい大切な思い出です。
後ろ姿も、大切な一枚
正面の写真はたくさんあるのに、意外と少ないのが後ろ姿です。
歩いているときに揺れるしっぽ。
ちょこんと座って外を見ている背中。
家族のあとをついて歩いていく姿。
一緒にいる今は、わざわざ写真に残そうとは思わないかもしれません。
けれど、その小さな背中も、毎日見ている大切な「うちの子」の姿です。
横顔や寝顔、肉球、しっぽ。
その子らしい仕草や姿を、いろいろな角度から残してみてください。
上手な写真でなくてもいい
少しぼやけていたり、部屋の中が散らかっていたり。
写真としては「失敗かな」と思う一枚もあります。
でも、思い出という意味では、それでいいのではないでしょうか。
写真の端に、いつも使っていたベッドが写っている。
お気に入りのおもちゃが転がっている。
家族の足元で眠っている。
そんな何気ないものまで、その頃の暮らしを思い出させてくれることがあります。
大切なのは、上手に撮ることよりも、
「その子がそこで暮らしていた時間」を残すこと。
完璧な写真でなくても、その一枚にしか残せない日常があります。
写真と一緒に、小さな出来事も残しておく
できれば、写真だけでなく、その日の小さな出来事も残してみてください。
「今日は散歩の途中でなかなか帰ろうとしなかった」
「新しいおもちゃを渡したら、ずっと離さなかった」
「いつもの場所で、気持ちよさそうに昼寝をしていた」
ほんの一言で十分です。
写真だけでは思い出せなくなってしまったことも、短い言葉があることで
当時の空気までふっと蘇ることがあります。
鳴き方。
歩き方。
好きだった場所。
ちょっと困った癖。
家族だけが知っている、うちの子の小さな習慣。
そうしたものも、大切な思い出の一部です。
特別な日だけが、思い出ではないから
誕生日や記念日、旅行など、特別な日の写真はもちろん大切です。
でも、私たちがペットと一緒に過ごす時間のほとんどは、何でもない普通の日です。
朝起きたら、そこにいる。
ごはんを食べる。
お気に入りの場所で眠る。
名前を呼ぶと振り向く。
散歩へ行って、一緒に家へ帰ってくる。
そんな毎日の積み重ねが、「一緒に暮らした」ということなのだと思います。
だから、何か特別なことがなくても、ときどき写真を一枚残してみてください。
今日の寝顔でも。
いつもの後ろ姿でも。
少しくらいピントが合っていなくても。
今日の一枚を、残してみませんか
いつもそばにいると、この時間がずっと続くような気がします。
だからこそ、何気ない毎日は、なかなか記録しようと思わないものです。
でも、いつか写真を見返したとき、
「この頃、いつもここで寝ていたな」
「散歩に行くと、必ずここで立ち止まっていたな」
そんなことを思い出させてくれるのは、案外、
特別な日の一枚ではないのかもしれません。
今日もいつもの場所にいる、うちの子。
その何気ない姿を、一枚だけ残してみませんか。
未来から振り返ったとき、
今日という普通の一日も、きっと大切な思い出のひとつになっています。
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